〈FF生誕&DFF一周年! 其の弐・1〉

【次元城】
5「……」
8「……大丈夫なのか?」
5「……? 何が?」
8「高所恐怖症だろう?」
5「……っ」
8「さっきから顔が強張っているし、足も震えている」
5「…………怖い、……けど」
8「……」
5「でも、大丈夫だ! 我慢できるから!」
8「……無理はするな」
5「……」
8「バッツ?」
5「平気平気! さっさと三つのキーワードとやらを探しちゃおうぜ!」
8「……」
5「な?」
8「……城の中なら怖くないんだろう? 中に入って待ってろ」(⇒)
5「この鍵……」
8「……俺が探してくる」
5「でもそれじゃ、二人で来た意味無いじゃん! 一人だと危険が伴うーとか言ってたしさ!」
8「ゲームなのだから、危険と言ってもたかが知れてる程度だろう」
5「……」
8「一人で無理そうなら、その時には呼ぶ」
5「……ん、そうだな。無様に落ちて、スコールに迷惑かけるわけにいかないしな」
8「……別に、迷惑と言うわけでは……」
5「んじゃ、お言葉に甘えて城の中にいるから、無理そうだったら呼べよ!」
8「……」
5「返事は?」
8「……ああ」
5「あ、スコール!」
8「……どうした?」
5「持ってけよ!」(⇒クリスタル)
8「……! 自分のクリスタルを他人に渡す馬鹿がどこに居る!」
5「今はクリスタルだけど、元を正せば『おれの相棒、幸運のお守り』だぞ!」
8「……しかし」
5「やっぱ博士って聞くと何が仕掛けてあってもおかしくないからさ、念の為のお守りだ! おれは城の中にいるから大丈夫!」
8「……(大丈夫と言って、大丈夫じゃなかったのは誰だ?)」
5「後で返してくれればいいから!」
8「……バッツ」
5「ん?」
8「城の中に何があっても触るなよ。好奇心でぐるぐる歩き回って、珍しいモノを見つけてもだ!」
5「ちょ……、変な方向へ誘導する言い方やめろって! 呼ぶ声が聞こえるように、扉のすぐ裏でジッとしてるってば!」
8「……(疑わしい)」
5「そんなに信用できないんだったら、やっぱ一緒に付いてくぞ?」
8「……いや。……城の中でおとなしくしてろ」
5「分かった! ちゃんとおとなしくしてる! じゃあ行って来い! 頼むな!」
8「……ああ」

其の弐・2
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