〈スコバツ in FF9其の六・1〉

《アレクサンドリアへの海上》
5「剣が刺さってるあのでかい城が、アレクサンドリアかな?」
8「リンドブルムも大国だったが、こちらも国力が高そうだな」
5「こんなでかい国が、あのお姫さまの双肩に掛かるのか」
8「ジタンも辛いところだな」
5「何でジタンが辛いんだ?」
8「それは……身分違いとか、いろいろと制約も出来るだろうし」
5「よく分からないけど、そういうモンなのか」
8「……おまえの仲間も、王女だらけだったんだろ?」
5「ああ、国の為にレナが一時期外れたけど、身分違いとかそういうのは全然感じなかったなー」
8「……相手に恋愛感情を持っているか否かの差か」
5「ううーん」
8「おまえには理解しがたいかも知れないが、そういうモンだ。……多分、な」


《アレクサンドリア/城下町》
5「お、やっぱり居たぞ!」
ビ「……あ!」
5「お〜い、ビビ〜!」
8「……久しぶりだな」
ビ「こんにちは! バッツのお兄ちゃん、スコールのお…………兄ちゃん」
8「……その間は何だ?」
5「再会早々脅かすなよ。おじさんて言うかお兄さんて言うかで悩んだんだろ」
8「……(おじさん)」
ビ「あ、あの……ごめんなさい!」
8「…………(おじさん)」
5「こう見えても、スコールはおれより若い17歳なんだぞー」
ビ「ええっ?!!!」
8「……(そんなに驚かなくてもいいじゃないか)」
ビ「ス、スコールのお……兄ちゃんが17歳で、バッツのお兄ちゃんはもっと年上なの?」
8「……(Wで衝撃だったのか)」
5「ん? ああ、スコールが17で、おれが二十歳だ!」
ビ「……そ、そうなの?!!」
8「……(バッツ、おまえも驚かれているんだぞ?)」
5「うん! ……と、そうだ! この指輪覚えてるか?」
ビ「あ、すっごくすっごく大事な指輪!」
5「ビビのおかげで、ピッタリのサイズになったんだ。ほ〜ら、もう手を振っても落ちないぞ!」
ビ「もうグーしてなくても大丈夫、なの?」
5「うん、ありがとな」
ビ「ど、どういたしまして(照)」
8「……(よく仕込んだものだ)」
ビ「……あれ?」
5「ん、どした?」
ビ「おんなじ?」
8「……ああ」
5「あ、スコールのペンダントとおれの指輪な。うん、お揃いなんだ」
ビ「スッゴク仲が良いんだね」
8「……ああ、まあな」
ビ「良かった……」
5「……ビビ?」
ビ「……お兄ちゃんたちには、仲良くしてて欲しいから」
8「……(ジタン、か)」
5「安心しろ、おれたちは仲良しだぞ!」
8「ジタンはどうしているんだ?」
ビ「……酒場にいるよ」
8「飲んだくれか、未成年のくせに仕方のないヤツだな」
5「そういう時もあんだろ」
8「行くか?」
5「んー、そうだなー」
ビ「ボ、ボクが言っても応えてくれないけど、お兄ちゃんたちなら……」
8「…………(ジタン、何ておとなげない)」
5「ビビが言ってダメなら、おれたちでもダメだと思うけど」
ビ「え?」
8「……」
5「ま、とりあえず行ってみるか」
ビ「……うん」
5「そんな暗い顔してないで、こっちおいで、ほら」
ビ「え? う、うわっ!」
8「なぜ、俺が……!」
5「いいじゃん、肩車! 休日のお父さんみたいで」
8「……(お父さんか)」←嬉しいようだ。
5「しっかりスコールに掴まってろよ!」
ビ「う、うん」

in FF9其の六・2
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