〈ラグナ初登場〉

ラグナ「よ! スコールがいじけてるって聞いたから、代わりに来たぞ!」
9「……いじけてる?」
5「あ、スコールの父さん! 久しぶり!」(※この二人は、父の日に会っています)
ラ「おう、バッツ! 相変わらず能天気そうじゃないか!」
5「スコールの父さんも、楽しいまんまだな!」
9「……ナンだ、この似たもの義理父子」
ラ「父子? そんなあちこちで子作りした覚えは……、あ〜」
9「そこで詰まるのか?!」
ラ「……記憶にないな〜」
9「いやあの、義理だから。実の父子って意味じゃないし」
ラ「はぁ〜、そ〜かそ〜か。それなら良かったぜ〜」
9「バッツ、この人が本当にあのスコールの実の親父さんなのか?」
5「うん、そっくりだよな!」
9「ちょっと待て! スコールとどこが似てるって?」
5「笑うとすっごい似てるぞ!」
ラ「オレとスコール、似てるか?」
5「うん、すっげえ似てる!」
ラ「そ、……そっかぁ!」
9「……嬉しそうだ」

ラ「そいでなんだったっけ? 義理? 父子?」
9「バッツはスコールの恋人だからさ、後々結婚したら『お義父さん』になるわけじゃん」
ラ「……む、息子の嫁か! そ、そ〜か! よ、よろしくな!」
5「え? ……あ、ああ。こ、こっちこそ」
ラ「バッツが義理の息子か! そ〜かそ〜か! すげーうれしいぜ!」
9「息子の恋人が男だとか、どうやって嫁になるとか、そういう常識をすっ飛ばしたか」←ラグナに突っ込まれると思っていたら、綺麗にスルーされた。
ラ「んなちっさいことは、いちいち気にしね〜よ!」
9「……小さい事?」
5「な、スコールの父さん、面白いだろ?」
9「バッツ! おまえもおまえだ! 嫁の部分を軽く無視すんな!」
5「お、おれ?」
ラ「怒られちったな」
9「はぁ〜、オレ一人で二人に突っ込み入れんの、すげー疲れんだけど……」
5「じゃあ、ジタンもボケればいいんじゃないか?」
ラ「そりゃあいい! 三人でボケてたら、耐えられなくなったスコールが突っ込んでくるかも知れないし!」
9「待て待て待て! スコールが心配じゃないのかっ?!」
ラ「オレ、心配してね〜よ」
9「父親だったら、ちょっとは心配してやれよ!」
ラ「バッツがついてっから」
5「え? ……でも、おれ……」
ラ「スコールを頼むな」
5「……」
ラ「あいつ、オレに似て寂しがりやでせさいなトコがあるから、ちっと大変かも知れないけど。な、頼む!」
9「……せさい?」
ラ「そいで、スコールが立ち直ったら、心配させたバツとして二人でピヨピヨ口の刑だ!」
9「……心配してないって言ってたじゃないか」
ラ「オレが背後から羽交い絞めすっから、バッツがあいつの唇つかんで『ピ・ヨ・ピ・ヨ』だぞ!」
9「……(スコール、早く返ってきてくれ! オレの突っ込みじゃ、あの二人に太刀打ちできねぇ!)」

5「……おれ」
ラ「そんな顔しなくても、きっと大丈夫。大丈夫だから」
5「……そう、かな?」
ラ「大丈夫って信じてればきっと上手く行くさ。きっとな」
5「……」
ラ「信じなかったら上手く行くモンも駄目になっちまうぜ!」
5「……うん、そうだよな」

9「……(スコール、早く返って来い!)」

《FIN》


backhome


Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!